予防線ばかりの生活
傷付きたくないから、私は生活のあらゆる所に予防線を張る。
成功よりも失敗を、挑戦よりも安パイをとってしまう。
故に、私自身が面白味に欠ける、味気ない者なのである。
昔はそんなことなかったのかもしれない。
学生の頃はテスト一つにしろ、高得点が取れたかも、1番かも。
テストの返却楽しみだなぁ、なんて思っていたこともあった。
今の自分は、どうせ60点くらいなんでしょくらいにしか思えない。
そう思った方が楽だ。
上げて落とされるよりも、何もしない方が良い。
いつから自分に期待しなくなったんだろ。
高校か大学くらいだな。
夢見過ぎたんだよ。
あれにもなりたい、これにもなりたい。
全部なれずに、なれなかったショックを引き摺ってる。
でも、そのショックは大人になっていく上で必要なこと。
その耐性が全くなかった私にはかなりのダメージだった。
だから、頑張らなくなったし、頑張ってもどうせダメだし、っていう考えになったんだよな。
時すでに遅しかな。
予防線を張り過ぎて、その予防線で身動き取れなくなってるんだもん。
体の動かし方が分かんないんだよ。
このまま予防線だらけで死んでくのかな。
何なら考え方一つでどうにかなるのに。
今の私は無力だよ。
ハサミ、ちょーだい。
では。
この辺で、お暇いたします。