嬉しくって寂しかったのよ。
「君はいい子って言われるたび
嬉しくって寂しかったのよ」
私が好きな曲、つばきファクトリーの「笑って」の
歌詞に出てくるフレーズです。
この曲を作詞作曲された津野米咲さんが昨日、
亡くなったと聞いて、ショックを受けています。
この曲は私自身、心身ともに疲れていた時に
CDが発売されて、完成されたMVを見て、
歌詞を見て、私にとっても寄り添ってくれた
優しく強い曲です。
なんだか、私と重ねてしまう部分が多い曲で
明るい曲調なのに、どこか憂いを帯びていて、
ただ、最後には前向きになれる曲です。
私はこの曲の歌詞がとっても好きで
「ごった煮の純情」
「優等生の逆襲」
「たまには期待を裏切りたい」
このようなキラーワードが沢山詰まったこの曲の
理想の私像ともぶ三自身の理想の私像が一緒で、
うんうんって思いながら聴いてました。
この曲に出てくる子は"いい子"になってしまった子
普通な子で、目立たない子だったからこそ、
"いい子"って言われるたびに注目されて、
自分の存在意義があるような気がして嬉しくて
今まで自分のことなんて周りは無関心だったから
寂しくてっていう、私はこのように捉えました。
この部分に私を重ねてしまって
私自信も決して良い子ではなかったから。
ずっと"いい子"だから、ハメを外せなくて
周りが"いい子"に私を仕立て上げるから
本当の私ではない私で笑って、疲れて。
気付いたら涙が出そうになっていた。
だからこそ、生まれ変わって、産声をもう一度
上げるんだ。
こうして、生き方を見つけ出しているんですよね。
不器用で下手くそだからこそ人間味があって
愛おしいって教えてくれたのもこの曲で、
カチカチに生き過ぎても駄目なんだなって
知ることが出来ました。
私らしく、ありのままに生きても良いんだ
そう思うことができました。
これからもずっと、ずっとこの曲を聴いていきます。
ありがとうございました。