咳をしても一人。
急にこの言葉を思い出したんです。
どこで聞いたか、覚えたか、
そんなことは覚えていない。
ただ、やけに寂しいフレーズだったので、
心の中にはずっと残っていた。
この「咳をしても一人」は、
尾崎放哉が作った、自由律俳句らしいです。
私も調べて、初めて知りました。
晩年、小豆島に住居を構えて、
一人で生活をしていた際に、
その俳句ができたそうです。
尾崎放哉とは自由律俳句の名手で、
世に様々な自由律俳句を残したそうです。
へえ…。
このご時世、咳とかすると、
とても不穏な雰囲気になるじゃないですか。
もちろん私も周りの人が咳していると、
不安になってきます。
まあそんな、現状は置いておいて、
咳をしても一人っていうのは、
とにかく寂しさで溢れてますよね。
もし、咳をした時に周りに誰かいたら、
今だったらさっき述べたみたいに
怪訝そうに見つめる人もいれば、
大丈夫?と心配して声をかけてくれる人もいる。
何かしらの反応があるんですよね。
ただ、一人だったら。
咳。はい終わり。って感じなんですよ。
何も起こらないし、
誰も反応してくれないし、
一人だということを再認識するんですよね。
もはや一人というよりも"独り"の方が良い気がする。
その方がひしひしと伝わってきますし。
悟りを開く境地まで行っているような感じがする。
私もいずれはそうなるのかな。
誰にも看取られなくて。
なんだか、そんな気がする。
将来設計はしっかりした方が良いですよね。
では、
この辺で、お暇いたします。
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