自然な好きと作られた好き。
好きという感情の持ち方を忘れてしまった。
私は同性が好きで、同性に好意を持つということは、
普通の社会ではタブーとされている。
学生時代、男女間であれば、例えば、
クラス内で恋仲になったり、
部活内で付き合ったり別れたり、
好意を持つことが普通にできるが、
同性を好きになった場合は、
確かに好意を持つこともあったが、
それを伝えることはなかった。
そして、大人になり、
出会い系アプリを使用すれば、
自分と同じような同性愛者と
簡単に知り合うことができるようになって、
周囲の人に好意を持つことをしなくなった。
アプリの中でいい人がいれば、
やり取りをして、知り合って、
実際に会ってという流れに代わっていった。
ただ、アプリの中でしか好きになれないので、
自然発生な好意はそこにはなくて、
なんだか変な感じがする。
あらかじめ決められている中で、
好きという感情を無理やり作る、
そんな感じだ。
果たしてそれが良い方法なのか、
私にもわからない。
けど、恋人を作るにはそういう方法しかない。
私も、普通に同僚とかクラスメイトとか
好きになって、告白とかデートとかしたかった。
自分の好きという感情に素直になりたかった。
そんな好きという感情も、
今はどんな感情だったかも忘れている。
はあ。
虚しいねえ。
では、
この辺で、お暇いたします。
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