憂いも弾けてしまえ。
ポンっと弾ける音がする。
部屋中に香ばしい匂いが広がる。
弾け終わるのを今か今かと待っている。
最近、ポップコーンにハマっているんです。
小さい頃から好きだったんですよね。
あの、バター醬油味のポップコーンが好きで、
後はディズニーランド行っても絶対ポップコーン食べるし、
とにかく好きなんですよね。
家の近くでたまたまポップコーンの種が、
安く売られているのを見つけたので、
1袋500gのものを3袋買っちゃいました。
フライパンに油を少し入れて、
温まってきたところに
種を大体一掴み入れる。
フライパンを揺すると、
種が1つ2つと弾け始める。
そうなったら怒涛の弾けラッシュが始まり、
あっという間に完成する。
見ていて気持ちがいいし、
いい匂いもするし、
これからポップコーンを食べれるし、
気分があがります。
そんなポップコーンを見ると、
なんだか私の憂いも弾けないかなと、
思ってしまうんですよね。
ポンっと弾けて、
消えてなくなるか、
ポップコーンみたいに美味しく食べてみたい。
なんて、考えてみたけど、
そう簡単に私の憂いは消えないし、
なんなら憂いがはじけたポップコーンはきっと美味しくない。
と、変なことを考えていると、
種が全部弾け終わって、
溶かしたバターと醤油を入れて、
振って混ぜれば、なんちゃってバター醬油味の
ポップコーンの完成。
憂いとともに、
私はそのポップコーンを口いっぱいに放り込んだ。
では、
この辺で、お暇いたします。
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