都合良く羊なんか出てこない。
羊が1匹、羊が2匹…。
誰もが1回は羊を数えたことがあると思います。
私もその1人です。
林間学校の前の日の夜。
社会人になってからの日曜日の夜。
羊を数える理由は様々だけど、
寝なければいけないのに変わりはなくて、
その度に羊を数えました。
念仏のように唱えて、繰り返して。
ただ、ここで問題が一つ。
羊をスッと思い出せないんです。
どんな形?どんな色?どんな顔?
羊はもちろん分かる。
その羊はアニメの羊なのか、実写版の羊なのか。
考え始めると止まらなくて、
羊が1匹…と数え始めても、
「羊が1匹」にしかならなくて、
頭の中で羊になってくれないんです。
もしや、羊を数えることは苦行なのか?
と思わせるほどに、羊が出てこない。
そして、眠れない。
早く寝なきゃいけない、寝たいのに。
私の頭の中には羊が出てこなくて、
「羊が1匹」というテキストが頭の中を
駆け回るだけなのだ。
久しく羊なんか数えていない。
数えなきゃいけない場面が減ったのだ。
良くも悪くも。
ワクワクする日が来なければ、
迎えたくない日も来ないのだ。
そんな日常の方が私には合っているのかもしれない。
そう、私と羊は相性が悪かったのだ。
きっとそうだ。
私は羊が必要ない人間だった、それだけだ。
頭の中だけではね。
でも私、ジンギスカンは大好きなんです。
時間ができたら、北海道行って、
たくさん食べるんだ。
羊が1匹、2匹ってね。
では、
この辺で、お暇いたします。
バナーをクリック、タップして下さると、
もぶ三、とっても嬉しいです。