隣の芝生は焼いてしまおう。
なんで芝生なんか生えているんだろう。
そもそも、芝生なんかなければ、
私が劣等感に苛まれることはないのに。
気付いたら勝手に生えているんだもの。
私なんか既に枯れ果てているのに、
隣に青々とした芝生が、
いや、隣どころじゃない、そこら中に生えてる。
納得がいかないから、
私はそこら中に生えている芝生を、
焼き払いたいと思った。
燃やすだけなんかダメ、
根っこが残ってたらまた生えてくるんだもの。
だから、根っこまでしっかり焼き切りたい。
じゃあ、どう焼くか。
私には火炎放射器もないし、ライターもない。
簡単に火は使えない。
きっと、芝生を焼くためには、
私が相当な自信を手に入れるか、
周りを気にしなくなるような人になるしかない。
自分で火を起こすしかないのだ。
きっともっと強く、自信を持てたら、
私だって火は起こせるはずだし、
芝生だって焼ける。
でも、ガソリンがないや。
んー、それはなんとかなりそう。
パッションで乗り切れる気がする。
私だって、いつまでもね、
シクシクと敗走する人生を送りたくないのよ。
だから、全部焼いてしまうよ。
それくらい強気で、少しは生きてみよう。
では、
この辺で、お暇いたします。
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